きらら・キッズ

保育園で身につく「待つ力」ってなに?今だから育てたい習慣とは

こんにちは。特定非営利活動法人きらら・キッズです。

子どもが「じっと待てない」「順番を守れない」という場面に悩む保護者の方は少なくありません。

でも実は、“待つ”という行動には、年齢に応じた発達段階があり、自然と育つ環境が大切なのです。

保育園では、この「待つ力」を育てるために、日々の関わりの中で多くの工夫をしています。

今回は、保育の現場から「待つ力とは何か」、そして「どう育てるのか」をご紹介します。

✅「待つ力」とは、ただ“がまん”することではない

「待つ」と聞くと、大人の視点では“がまん”や“ルールを守る”といったイメージが強いかもしれません。

でも、子どもにとっての“待つ”は、もっと根本的な**「心の成長」**に関わるものです。

✅ 自分の番が来るまでの時間を把握する

✅ 他の人の存在に気づき、譲ることを覚える

✅ 期待や不安を自分の中で整理して受け止める

こうしたことを少しずつ経験しながら、子どもたちは「社会の中で自分がどう動くか」を学んでいきます。

これはまさに、集団生活でしか身につかない、非認知能力のひとつです。

✅ 待つ力が自然と育つ保育園の習慣とは?

保育園では、毎日の活動の中で“待つ場面”がたくさんあります。

🧸 おもちゃの順番を待つ

🪑 椅子に座っておやつを待つ

🚶‍♂️ お散歩の列で順番を守る

これらは、いずれも大人が「今、我慢して!」と指示するものではなく、日常の流れの中で自然と出てくる場面です。

きらら・キッズでは、こうした場面で次のような習慣を大切にしています。

✅ 子ども同士でやりとりできるよう、保育士が見守る

✅ 順番を守ることに成功したら、しっかりと認める

✅ まだ難しい子には、個別にわかりやすく伝える

✅ 無理に押しつけず、その子のペースで見守る

このように、毎日の小さな積み重ねの中で、“待つことは安心で、安全で、次がちゃんとある”と感じられるような土台をつくっていきます。

✅ 小さな成功体験が「社会性」の芽を育てる

「待つこと」ができたという経験は、子どもにとっての自信の芽にもなります。

❗「順番を守ったら褒められた」

❗「お友達に譲ったらありがとうと言われた」

❗「静かに待っていたら、次に呼んでもらえた」

このような体験を重ねることで、子どもたちは“他者と関わる心地よさ”を知っていきます。

さらに、保育士との関わりの中でも「今は○○ちゃんの番だね」「次は□□ちゃんだよ」といった声かけが入ることで、言葉の理解や思考力の成長にもつながっていきます。

「待つ力」は、単なる行動の習慣ではなく、人と関わりながら心を育てる機会なのです。

✅ ご家庭でもできる“待つ力”を育てるヒント

保育園と同じような環境を家庭で再現するのは難しいかもしれませんが、いくつかの工夫で“待つ練習”は日常に取り入れることができます。

📝 今日から試せる3つのポイント

💡 1|「あとでね」をわかる言葉で伝える

→「○○したら、△△しようね」と順番の見通しを持たせる

💡 2|“タイマー”や“歌”で時間を可視化する

→時間を体感できるようにすると、気持ちが落ち着きやすくなります

💡 3|待てたときはしっかり認める

→「待ててすごいね」「ちゃんとできたね」と小さな成功を言葉で伝える

こうした習慣を積み重ねることで、子どもの“待つ力”は確実に育っていきます。

「待つことが苦手」と感じるのは、子どもが悪いわけではありません。

それは単に、まだ練習の機会が足りていないだけ。

保育園という安心できる集団の中で、少しずつ“待つ”経験を重ねていくことが、将来のコミュニケーション力や人間関係の土台になります。

きらら・キッズでは、こうした毎日の習慣を大切にしながら、子どもたちの心の育ちを丁寧に支えています。

もし「うちの子、落ち着きがなくて…」とお悩みの方がいらっしゃれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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