きらら・キッズ

保育園で育つ“声に出す力”とは?0歳から始まることばの土台

こんにちは。特定非営利活動法人きらら・キッズです。

「ことばが出るのはまだ先」と思われがちな0歳児。
でも実は、ことばの土台はすでに0歳から育ち始めています。

保育園では、言葉を「教える」のではなく、子どもが“声を出したくなる環境”をつくることで、その芽を丁寧に育んでいます。
今回は、0歳から始まる「ことばの土台」について、保育園での関わりを中心にご紹介します。

✅ 0歳から始まっている?ことばの準備段階に注目!

赤ちゃんは生まれてすぐに「泣く」「うなる」「声を上げる」など、自分なりの方法で周囲とやりとりを始めます。
これが、ことばの土台づくりの第一歩です。

🍼 「あー」「うー」といった喃語
👀 保育士の顔を見てにっこり
✋ 手足をバタバタさせて気持ちを伝える

こうした行動はすべて、コミュニケーションを取ろうとする意志の表れ
声を出す力は、ことばを話す前からすでに育ち始めています。

保育園では、この“前ことば”の段階をとても大切にしています。
言葉は「口」から出ますが、その前に育てるべきは「気持ちを伝えたい」という心。
だからこそ、関わる側の姿勢が大きな鍵となります。

✅ 声を出す意欲は“環境”から育つ

保育園では、ことばを無理に教え込むことはしません。
その代わりに、子どもが声を出したくなるような環境づくりを心がけています。

こんな場面がことばの土台になる!

🎵 歌や手遊びの時間
→自然と声を出したり、口の動きをまねたりする中で、発音の練習につながります。

📚 読み聞かせや絵本のやりとり
→絵に反応して「ワンワン!」「あっ!」など、言葉が生まれるきっかけに。

🍽️ 食事や着替えなどの生活場面
→「おいしいね」「おてて拭こうね」など、くり返しの声かけが日常語を育てます。

🎈 異年齢とのかかわり
→年上の子の発話を見聞きすることで、「まねしてみたい」気持ちが自然と芽生えます。

これらの場面で、保育士は一方的に話しかけるのではなく、
✅ 子どもの目線を意識する
✅ 声のトーンや表情を豊かにする
✅ 子どもの反応を待って、受け止める
といった関わりを通して、ことばの土台となる“やりとり”の感覚を育んでいます。

✅ 声に出す経験が“ことば”へと育っていく

0歳児の「ことばの育ち」は、文字通り“声を出す”ことから始まります。

「まねっこ」や「音あそび」を重ねていくうちに、
🔸 だんだんと発音がはっきりしてくる
🔸 意味を持つ単語が出るようになる
🔸 自分の気持ちを伝えようとする姿が増える

これはすべて、「伝えたい」「伝わるって嬉しい」という感覚が育っている証拠です。

また、ことばの成長には失敗を許してもらえる空気もとても大切です。
うまく言えなくても、保育士がしっかり受け止めて返してくれるからこそ、
「また話してみよう」という意欲が続いていくのです。

✅ ご家庭でできる“ことばの土台づくり”のヒント

保育園での関わりをヒントに、家庭でも取り入れられることばの育み方をご紹介します。

💡 1|言葉の繰り返しを楽しむ
→「おてて、ごしごし」「おいしいね」を毎日のルーティンに。

💡 2|子どもが発した“声”を拾って返す
→「あー!」→「あっ、鳥さん見つけたの?」など、意味を添えて応答。

💡 3|目を見て、ゆっくり話す
→スピードを落とし、表情豊かに伝えることで、言葉のリズムを感じやすくなります。

日々のちょっとした声かけが、ことばの力を少しずつ育ててくれます😊

声を出す力は、「ことばを話すための練習」ではなく、人とつながる力の第一歩です。
保育園では、0歳からの“伝えたい気持ち”を大切にしながら、毎日の関わりを丁寧に重ねています。

「話せるようになった」その前に、「声を出しても大丈夫」「伝えていいんだ」と思えるような、温かい環境づくりを、これからも大切にしていきます。

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